即時荷重と一回法、二回法との違い
インプラント治療のやり方には通常一回法と二回法があり、それぞれ特徴が異なっています。インプラントの治療を行うときには従来型の一回法や二回法を利用する方が多いかもしれませんが、近年では即時荷重でも十分な治療の成果が得られるようになりつつあります。しっかりとお互いの特徴を理解して治療の選択に役立てるように心がけておきましょう。
インプラントの治療を行うときに気をつけたいのが手術の回数によって二種類の方法があり、それぞれ特徴が異なって居るという点です。インプラントの埋め込み手術と上部構造を取り付ける手術の2回の手術を行う2回法は上部構造と歯茎の境目を綺麗に作ることができたり、骨とインプラントの結合を待ってから上部構造を取り付けることができるので、インプラントと骨の結合が完成するまでの感染のリスクが最も少なく、インプラントが揺らされるような有害な力がかからないというメリットがあり、治療の成績もとても優れている治療法です。一回法はインプラントの埋め込み手術の際、上部のキャップを粘膜上に出しておく方法で、二回法より感染リスクが高くなりますが、手術が医会で済むというメリットがあります。一方、インプラントの埋め込み治療と上部構造の取り付けを同時に行う即時荷重は手術当日に仮歯が入って、やわらかい物なら噛むことができるという非常に嬉しいメリットがある治療法として知られています。しかし、即時荷重は感染のリスクと骨結合前にインプラントに揺さぶられる力がかかるため、治療には制限があるので、利用可能かどうか歯医者に相談しながら治療を受ける必要があります。
インプラントの治療法は治療のスケジューリングにも大きな影響を与えます。しっかりと納得のいく治療を受けるためにも即時荷重や一回法と二回法の違いについて理解しておくようにしましょう。
2018年9月7日 (金)
カテゴリー : 治療について