骨造成とは
インプラントの治療を受ける時に欠かせないのが骨造成です。骨造成というのは骨が少なくなっている部分に骨のもと等を入れて骨を再生する治療で、様々な手段を利用して骨を増やす治療として広く利用されています。実は骨造成はインプラントの治療を行う上で欠かすことができない非常に重要な方法で、歯周病などのトラブルを抱えていたり、長い間入れ歯などを利用せずに歯がないまま放置してしまっていた患者さんに欠かせない治療法です。骨造成という治療について一度皆さんに詳しくご紹介いたします。
骨というのは長い間炎症が続いてしまったり噛み合わせの刺激を受けていない場合には徐々に減っていってしまうことがあり、このような状態になってしまうとインプラントを埋め込むことができないことがあります。インプラントでは金属でできたネジのようなインプラント体を骨の内部に埋め込む手術を行います。この時に骨が少なくなっていると、インプラントを十分な深さに埋め込むことができません。骨の内部には重要な神経や血管が走行している部分があって、この神経を傷つけると唇の感覚を麻痺させてしまうことがあるので、十分に注意しなければいけません。インプラントの治療ではこのようなトラブルを回避するために骨を増やす治療を行う必要があり、しっかりと理解しておくと治療法の理解や選択に役立ちます。
骨造成は歯茎の下に骨を移植したり骨の代わりになる材料を埋め込む治療で、それらが治療を行った後に徐々に骨に置き換わる性質を利用しています。条件によってはインプラントの埋め込みと骨造成を同時に行うこともできます。インプラントを利用できないと言われたことがある患者さんでもしっかりと治療を受けることでインプラントを利用できるケースもあります。何か不安がある場合には歯医者に相談するようにしましょう。
2018年8月25日 (土)
カテゴリー : 治療について