静脈内鎮静法とは
インプラント治療には手術を欠かすことができません。このため、インプラントの治療を行う時には患者さんの体にかかる負担を考えながら治療を考えなければならず、なんらかの問題が見受けられる場合にはしっかりと問題を解消してから治療を進める必要があります。このため、近年ではインプラント治療に患者さんの全身状態を管理する全身麻酔の技術を利用することがあり、この代表として知られているのが静脈内鎮静法という方法です。今回はインプラント手術に用いられる静脈内鎮静法について詳しくご紹介いたします。
インプラントの治療は手術を欠かすことができず、どうしても患者さんの恐怖感を取り除けなかったり嘔吐反射が強い場合には静脈内鎮静法という方法を利用して不安感を取り除く必要があります。不安感の強い患者さんはどうしても循環器などにトラブルを引き起こしてしまうことがあり、手術を通じて血圧が上がりすぎてしまったり、心拍数が高くなりすぎることで不整脈を引き起こす原因になってしまいます。静脈内鎮静法では、治療を受けている間だけウトウトと眠りながら治療を進めることができるように気持ちを落ち着ける薬を点滴する鎮静法で、安心して利用できるのが魅力の非常に重要な治療の補助手段です。このお薬は点滴を行っている間だけ効果がある短時間だけ作用が現れるお薬で、治療を終えて1時間程度ですぐに元の状態に戻ります。
不安感というのはどうしても気持ちの問題として簡単に片付けることができず、心臓などに問題を引き起こす可能性が高い場合にはあらかじめしっかりと対処を行い安全に治療を進める必要があります。インプラントの治療に不安を感じる場合には静脈内鎮静法を利用するように検討してみましょう。
2018年8月4日 (土)
カテゴリー : 治療について