インプラントを長持ちさせる方法
インプラントの治療は非常に治療期間と費用がかかる治療法です。このため、インプラントの治療を受けた後にどれくらいの期間インプラントが持つかという不安は多くの方がお持ちだと思います。インプラントが長持ちするかどうかは患者さん一人一人の毎日のお手入れが非常に重要です。インプラントを長持ちさせるために必要な基礎知識を身につけ、インプラントを長持ちさせましょう。
インプラントの寿命が短くなる一番の原因はインプラント周囲炎です。インプラントというのは物を噛むことができるように極力人間の歯の形に似せて作られているのですが、形は天然の歯と全く同じに作られているわけではありません。残念ながらインプラントに利用する人工歯根は天然の歯と比べて根元が細身になっている場合が多いので、隙間が大きくなってしまいがちなので、隣接する周囲の歯とインプラントの間に汚れが溜まりやすくなりがちです。このような汚れが原因となってインプラントの周囲に炎症を起こしてしまうのがインプラント周囲炎です。歯茎などの炎症が長く続いてしまうと、最悪の場合にはインプラント周囲の炎症が原因でインプラントを支える骨が減ってしまう原因になります。このようなトラブルが長く続いているとやがてインプラント周囲炎はインプラント周囲の骨を完全に溶かしてしまい、インプラントの脱落という最悪の結果を招いてしまいます。インプラント周囲炎はインプラント周囲の汚れを毎日綺麗に落とすことで予防できます。しっかりとブラッシングを行い、インプラント周囲の汚れを落とすように心がけましょう。
2018年7月27日 (金)
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