顎の骨に穴を開けるインプラント手術では、患者様の顎の構造や神経・血管の位置、そしてインプラント埋入に重要となる骨の厚みを正確に把握していなければなりません。歯科用CTでは三次元による立体画像を撮影することができ、通常のレントゲン撮影よりもインプラント治療に必要な情報を多く得られます。
二次元的な平面画像では分かりにくい部分まで見えるようになることで、実際のインプラント埋入手術を手際よく短時間で終わらせることが可能となります。難症例と診断されたケースにおいても、歯科用CTは時にインプラント治療の実現可能性を見出す糸口となり得ます。
また、歯科用CTにはレントゲン撮影よりも被ばく量が少なく、撮影から診断までの期間が短いというメリットもあります。
インプラント治療には保険が適用されないため、治療費は高額になります。インプラント治療を受けたいけれど、費用がネックとなって踏みとどまっている方も多いです。一般的に、歯が抜けてしまった部分の顎の骨は時間の経過とともに薄くなっていってしまうので、あまりに放置しているとインプラント治療が難しくなります。
治療費を一括で支払うことが難しい場合、患者様の身体的な負担と金銭的な負担の両方を最大限に軽減させる方法として、当院ではデンタルローンをご提案しています。デンタルローンは信販会社が患者様に代わって治療費を立て替え払いし、患者様は無理のないプランで月々の返済を行えるシステムです。デンタルローンも医療費控除の対象となりますので、安心してご利用いただけます。
歯の患部は大変小さく肉眼で直接確認できない部分も多いため、従来の歯科治療は医師の経験と感覚によって行われてきた側面があります。感染源を全て取り除けなかったり、ほかの健康な歯を傷つけてしまうケースも珍しくありませんでした。
最近ではマイクロスコープを導入する歯科医院が増えてきておりますが、当院もドイツのカールツァイス社製のピコモラー(3.4~21.3倍まで拡大が可能)を使用しています。患部がはっきりと見えることで治療の精度が格段に上がり、より確実な治療ができるようになりました。
不必要な部分まで削ってしまうことが減ったため、出来る限り歯を残す治療が可能です。また、ピンポイントな治療ができる分傷口が小さくなり、術後の腫れや痛みも以前に比べて少なくなっています。
患者様とコミュニケーションを取るための場所として、院内にはカウンセリングルームが設けられています。ここでは検査結果やお口の状態のご説明、治療計画のご提案などを行っています。
プライバシーに配慮し、診療室とは独立している専用スペースとなっておりますので、周りを気にせずお話しできる雰囲気です。もちろんご相談のみの場合でも構いません。
当院にはトリートメントコーディネーターの専門資格を持つスタッフが在籍しており、患者様が満足できる治療のお手伝いをさせていただきます。治療にあたって不安なことや気になることなど、何でもご相談ください。
当院はヨーロッパ基準EN13060の「クラスB」規格を満たした高圧蒸気滅菌器を導入しており、歯を削るタービンなど患者様の治療に使用した器具は洗浄後、この機械に入れて滅菌処理を施しています。
世界的にもトップクラスの厳しい基準をクリアした滅菌器の性能は非常に優秀で、数回の真空状態を作ってあらゆる種類の細菌やウイルスを滅菌します。形状が複雑な器具でも高温の水蒸気が隅々までしっかりと行き渡り、完全に滅菌させることが可能です。
さらにクラスB滅菌器は滅菌時間が短いため治療サイクルに悪影響を与えることがなく、医療の質を落とさない院内感染対策を実現できています。